なぜ初対面で年齢を聞くのか
韓国では、初めて会った人に年齢を聞かれるのはよくあることです。韓国語は相手との関係によって話し方や呼び方が変わるため、年齢がわからないとどう話せばよいか決められません。そこで、年齢を直接聞きにくいときは、何年生まれか、干支は何か、大学の入学年度はいつかを代わりに尋ねることもあります。聞かれたら、プライバシーへの踏み込みというより、関係を整理するためのあいさつの一部だと受け止めればよいでしょう。もちろん答えたくなければ、笑って流してもかまいません。
満年齢と数え年の違い、初対面で年齢を聞く理由、丁寧語とパンマル、オンニ・オッパ・ソンベ・ニムといった呼び方の選び方を説明します。
韓国では、初めて会った人に年齢を聞かれるのはよくあることです。韓国語は相手との関係によって話し方や呼び方が変わるため、年齢がわからないとどう話せばよいか決められません。そこで、年齢を直接聞きにくいときは、何年生まれか、干支は何か、大学の入学年度はいつかを代わりに尋ねることもあります。聞かれたら、プライバシーへの踏み込みというより、関係を整理するためのあいさつの一部だと受け止めればよいでしょう。もちろん答えたくなければ、笑って流してもかまいません。
韓国には年齢の数え方が三つありました。満年齢は生まれたときを0歳として誕生日ごとに一歳足す国際的な基準です。数え年は生まれた瞬間に一歳で、1月1日になると全員そろって一歳足します。年年齢は今年の西暦から生まれ年を引いた値です。2023年6月28日から法律と行政では満年齢を使うよう統一されましたが、青少年保護や兵役のように年年齢を基準にする法律も残っています。日常会話では、今も数え年で答える人がいます。
同じ年に生まれた人は동갑(トンガプ、同い年)と呼ばれ、誕生日が数か月違っても普通は友だちとして付き合います。そのため韓国では、誕生日よりも生まれ年で上下を分ける傾向があります。以前は1月と2月に生まれた子どもが一年早く入学する制度があり、こうした人たちは「早生まれ」と呼ばれて、どの学年と友だち付き合いをするかで微妙な状況が生まれがちでした。ドラマで年齢をめぐって言い合う場面には、こうした背景があります。
존댓말(チョンデンマル)は相手を立てる丁寧な話し方で、반말(パンマル)は親しい間柄で使うくだけた話し方です。初対面の人、店のスタッフ、年齢がわからない人には丁寧語を使うのが基本です。パンマルに切り替えるのは、たいてい年上の側からの提案で、말 놓을까요(マル ノウルッカヨ、タメ口にしましょうか)と聞いて相手が承諾したら切り替えます。年が同じか近くても、職場では丁寧語を保つことが多いです。外国人は、文の終わりを요(ヨ)で結ぶやわらかい丁寧語だけ覚えれば、ほとんどの場面を無難に乗り切れます。
年上の人を呼ぶ言葉は、話す人の性別によって変わります。家族でなくても、親しくなった年上の人をこう呼ぶことはよくあり、名前のあとに付けて呼ぶこともあります。恋人同士で女性が年上の男性をオッパと呼ぶことが多いため、この言葉には親しみとともに微妙な感情がこもることもあります。
名前のあとに付ける씨(ッシ)は、同年代や年下に使う言葉なので、目上の人に付けると失礼になることがあります。名字だけに付けて김 씨(キムッシ)のように呼ぶのも、見下した響きになりかねません。님(ニム)はより丁寧な表現で、お客さんや初めて連絡する相手の名前のあとに付けます。職場では名前の代わりに팀장님(チームジャンニム、チーム長)のように肩書きに님を付けて呼ぶのが一般的で、学校やサークルでは先に入った人を선배(ソンベ、先輩)、後から入った人を후배(フベ、後輩)と呼びます。
飲食店でスタッフを呼ぶときは、저기요(チョギヨ)や여기요(ヨギヨ)と言えば大丈夫です。店主や責任者は사장님(サジャンニム、社長)と呼ぶことが多く、気さくな店では中年の女性スタッフを이모(イモ、おばさん)と呼ぶお客さんもいます。反対に、店では客は손님(ソンニム)や고객님(コゲンニム)と呼ばれます。선생님(ソンセンニム、先生)は教師だけでなく、医師や専門家、ときには年齢のわからない大人にも幅広く使える丁寧な呼び方です。こうした言葉は、家族の呼び名を借りて距離を縮める韓国語の特徴をよく表しています。
外国人が呼び方を少し間違えたからといって、とがめる人は多くありません。世代や職場の文化によって基準が違うので、迷ったらどう呼べばよいか直接聞くのが一番確実です。
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